骨粗鬆症検査
年々増える「骨粗鬆症」
骨粗鬆症は、長年の生活習慣などにより骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気です。 閉経期以降の女性(男性の約3倍)や高年齢の男性に多く見られますが、若い人でも栄養や運動不足、喫煙、無理なダイエットなどの影響でなることもあります。
骨粗鬆症はなってから治すのは大変で、日頃から予防を心掛けることが大切です。
では、どのようにしたら予防できるのでしょうか?
食事ではカルシウムとカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む食品をとることが大切です。カルシウムは乳製品や大豆製品、小魚、緑黄色野菜、海草などに多く含まれています。現在の日本人の食事では最低限毎日の食事にあと200mgのカルシウム。目安として牛乳1本分、豆腐なら半丁を加えると良いとされています。もちろん色々な種類の食品をバランスよく摂取することが基本です。
次に運動ですが、骨も筋肉と同様に鍛えることによって強くなります。もちろん骨にも血液が流れており運動することで循環が良くなり、骨を作る細胞が活性化されます。
骨を強くするには負荷が大きいほど有効です。しかし、激しい運動は必要なく、ウォーキングや散歩など趣味の範囲で十分です。また、運動することにより体のバランス感覚を鍛え転倒の際の骨折のリスクも低減します。
大切なことは楽しみながら毎日続けるということです。
当院ではX線を使った骨塩定量解析を行っています。中手骨という手の骨を測定することで骨量を評価し、若年成人・同年代のデータと比較した結果をお渡しします。
両手のX線撮影のみで検査時間は5分もかかりません。(解析結果は後日となります)
とても簡単な検査ですのでご自身の今の状態を見てみてはいかがでしょうか?